ゴーパチの宮城交差点など計4カ所「渋滞指定」を解除 一方、新たに指定の交差点は?

 沖縄総合事務局は19日、県や県警、県バス協会などを含む八つの関係機関と構成する沖縄地方渋滞対策推進協議会(会長・関信郎沖縄総合事務局開発建設部企画調整官)を那覇市で開いた。

 主要渋滞箇所に指定されている一般道169カ所、高速道3区間のうち、渋滞の緩和が図られたとして浦添市の国道58号宮城交差点や那覇市の県道43号久米(南)交差点など一般道4カ所の指定解除を決めた。

 道路の拡幅で対象道路の旅行速度が向上したことや、現地踏査の結果、渋滞の発生が確認できなかったこと、道路構造上の課題が見当たらなかったことを基に渋滞が緩和したと判断した。一方で、旅行速度が低下したことなどを理由に中城村の南上原交差点を新たに渋滞箇所として指定した。

 残りの一般道166カ所と高速道3区間については、車線の設置・延伸などの整備を行っていくとともに引き続き自動車メーカーのナビデータを利用してモニタリングを続けていくとした。

 沖縄総合事務局はゴールデンウイークなどの観光繁忙期に渋滞回避のためのラジオ放送やチラシ配布による時間分散の呼び掛け、青信号を表示する順番の調整などを実施し、交通渋滞緩和を図っている。

 (與那原采恵)

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