2021年、熱海市で発生した土石流災害をめぐっては遺族らが「現在と前の土地所有者」と「静岡県や熱海市」に対して損害賠償を求めて、訴えを起こしている。
19日、地裁沼津支部で行われた非公開の協議で、遺族らはこれまで開示されていなかった土石流の起点北側の宅地造成に関わる資料に、新たな証拠があるとして、開発の経緯に関する全ての文書を開示するよう静岡県に求めた。
(遺族 小磯洋子さん)
「本当のことを1日でも早く言ってほしいと思う」
一方、静岡県は全ての資料の開示に消極的な姿勢を示し、遺族らは今後文書開示の申し立てを検討するとしている。