杭州アジア大会(9月開幕・中国)の柔道男子代表が20日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで報道陣に強化合宿を公開し、100キロ級で東京五輪金メダルのウルフ・アロン(パーク24)は「優勝が一番の目標。パリ五輪につなげたい」と抱負を語った。
27歳のウルフは昨秋に五輪後の実戦復帰を果たしてから不振が続いたが、6月の国際大会で3位。復調の兆しが出てきた。持ち味のスタミナやスピードが戻りつつあり「海外勢相手にも恐れず、前に出ていくことを考えて練習している」と手応えを示した。
鈴木桂治監督は「ウルフは状態が上がっており、楽しみ」と期待を込めた。