2022-23シーズンまでスペイン2部ウエスカでプレーしていた元日本代表でロシア1部ロストフMF橋本拳人の去就について様々な報道が出ている。
国内一部メディアはJ1ヴィッセル神戸移籍濃厚と報じ、別の国内メディアはウエスカに残留すると報じた。
その中でウエスカが所在するアラゴン州の地元スポーツメディア『SPORTARAGON.com』が18日(現地時間)、橋本がウエスカに残らず、神戸へ移籍すると報じた。
同メディアによると、橋本はウエスカのスポーツディレクターに気に入られていたという。クラブは橋本との新たな契約を狙っていると説明していたが、母国へ旅立つことになったと同メディアは記述した。
また日本の移籍報道記事をハイパーリンクで取り上げる形で、日本では橋本の獲得が確実視されていると記載した。
続けて橋本の後任に、ポルトガル1部カーサ・ピアのカメルーン代表MFヤン・エテキを候補に挙げた。
また同メディアの記事の告知ツイートでは(ウエスカが)サインに失敗したと明記されている。
橋本はどこへ向かう
日本国内メディアに続き、地元スポーツメディアが橋本の神戸移籍を報道したことで多くのサポーターは困惑しているようだ。
スポーツ紙が掲載する移籍報道記事は「ニュース記事」と言われ、クラブ関係者に事実関係を確認した上で掲載する流れが一般的だ(この事実確認を報道業界では“当てる”と言う)。
ただ関係者の発言も絶対に正しいとは言えず、移籍市場が開いた時期の情報は確実な信ぴょう性を担保できない点はサッカー業界の常識だ。
何が起きるか分からない移籍市場のため、1時間前の情報が全く事実と異なった情報に変わることはざらにある。
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そのためクラブが発信するリリースだけが正しいと断言できる。どのクラブが橋本のリリースを発信するのかしっかりと見届けたい。