“梅雨明け”本格的な夏を迎える静岡県 記録的な暑さの影響じわり…

静岡県を含む東海地方に“梅雨明け”が発表され、本格的な夏を迎えますが、県内ではこれまでの記録的な暑さの影響がさまざまところに出始めています。

県内は20日も朝から気温が上がり、静岡市清水区で最高気温が32.7度を観測するなど、暑い一日となりました。静岡市で最高気温が30度を超えるのは、きょうで14日連続。連日の暑さに、「夏バテ」しそうなのは、わたしたち人間だけではありません。静岡市葵区にある青果店。暑い日が続く中での営業に苦労しているといいます。

(カネタツ 服部辰三 取締役)

「今一番悩んでいるのは暑さ。、店頭から前に出さないと店が寂しくなる」「人が出てこない、バリバリ売りたいが、出てこないと売れない」

毎日 早朝から仕入れて店頭で販売する野菜には、暑さで傷みが出やすいといいます。

(カネタツ 服部辰三 取締役)

「きのう仕入れたもの、このような感じで傷みが出てしまう。値段もかなり落として売るしかない。こういうものが暑いと多い、どうしても」

現在のところ、野菜などの供給に影響はないということですが、この先も暑さが続き、野菜の不作が深刻化すれば、夏野菜を中心に値上がりする可能性があるということです。暑さの影響はこんなところにも。静岡市清水区にある、車の修理などを行う会社。連日の暑さによる影響で車が故障し、エアコンなどの修理を依頼する人が増えています。

(草薙オートサービス 森田賢司さん)

「7月に入ってから暑い日が続いている、暑さの影響で車が故障したというのが10件ほど」「おそらく8月も暑い日が続いて、9月半ばまで引っ張るのでは」

連日の暑さで車の部品が熱を持ち、エンジンが故障することもあるといいます。

(草薙オートサービス 森田賢司さん)

「外気温がかなり上昇しており、想定以上に気温が上がっているため、発電機の電子部品が壊れて充電ができなくなる」「充電ができなくなるとバッテリーを使い果たしてエンジンが止まってしまう」

故障を避けるためにも、定期的な車のメンテナンスが重要だということです。“梅雨明け”が発表され記録的な暑さによる影響はまだ続きそうです。

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