斉藤運輸倉庫が破産へ 負債3億円

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帝国データバンク土浦支店は20日、一般貨物自動車運送業の斉藤運輸倉庫(茨城県古河市女沼)が、水戸地裁下妻支部から破産手続き開始決定を受けたと発表した。決定は10日付。負債は約3億円。

同社は1965年創業。古河市内や周辺地区の工業団地などで生産される各種製品、材料や建設機械などの配送を手がけ、倉庫業や構内作業もしていた。受注状況に応じて増車を続け、約20台の大型、中型トラックを所有し、関東圏を主な運送エリアとして堅調な業況を確保していた時期もあった。近年は得意先の経費節減や競合から受注に厳しさが増し、収益悪化を余儀なくされた。加えて新型コロナウイルス感染拡大の影響による受注減少や燃料費の高騰で、さらなる業績後退を強いられていた。

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