【カンボジア】全国で通信塔の設置を加速、通信向上目指し[IT]

カンボジア郵政通信省は、携帯電話・インターネットなどの通信サービスの向上を目指し、全国で通信塔の設置を加速している。クメール・タイムズ(電子版)が19日伝えた。

チェア・ワンデット郵政通信相が同日に開催された国立データセンターの着工式で、過去1年間で携帯電話サービスの品質が向上したが、さらに改善する必要があると指摘。首都プノンペンに約1,000基、各州に少なくとも100~200基、合わせて全国で数千基のアンテナを設置する計画を明らかにした。

プノンペンでは、今年1~6月に目標の約20%に相当する約200基のアンテナを設置した。だが、公共の場への設置は景観が損なわれるなどの課題があることに加え、ビルの所有者が屋上へのアンテナ設置を認めないケースが発生し、当初計画に遅れが出ている。目標の約1,000基の設置には、さらに1年半超かかる見通しだ。

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