反射材、高齢者の命を守る 天童署など啓発

高齢者宅を訪れ、交通安全を呼びかける天童署員ら=天童市北久野本2丁目

 県内で高齢者が犠牲になる交通死亡事故が相次いでいることを受け、天童警察署などは20日、天童市内の高齢者宅を回り、夜光反射材の着用などを求めた。

 同署員のほか、同市職員と高齢者交通安全指導員の計8人が参加した。3班に分かれて北久野本、交り江、駅西の各地区で高齢者宅を訪問。最近の交通死亡事故の傾向を示したチラシや夜光反射材を配り、運転や出歩く際の注意点を呼びかけた。

 同署は暑さによる「ぼんやり運転」が重大事故につながると指摘し、「体調管理や余裕を持った運転を心がけてほしい」と強調している。同指導員の工藤幸さん(79)は「夜間は特に危険。出歩く際は必ず反射材を身に着けてほしい」と語った。

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