北海道で1番小さい町にある「パン屋」・温泉に牧場ジェラード…砂川散策が熱い

札幌から車で1時間半ほどの上砂川町。

北海道179市町村の中で最も小さい町で、面積は最大39.98平方キロメートルと札幌市の中央区よりも小さいんです。

今回はそんな上砂川町で話題のお店をご紹介しますよ。

移住した夫婦が営むパン屋

最初にご紹介するのは、今年の3月にオープンした『気まぐれパン工房』。町で唯一のパン屋さんです。

3年前に上砂川町に移住した勝長拓也さん・玲美さんご夫婦が営むお店で、お店はなんと半年ほどかけて2人で作ったんだそう。

パンを焼く石窯まで手作りというから驚きです。

作業風景や移住生活の様子はYouTubeで配信しており、それを見たファンが北海道だけでなく、全国各地から訪れるんだそうですよ。

拓也さんはパンを、玲美さんはチーズを作っているそうなのですが、ウォッシュチーズは大人気で、オンライン販売は今年いっぱい予約が埋まっているんだとか。

お店では、モッツァレラやストリングチーズといったフレッシュチーズを中心に販売しており、ウォッシュチーズに出会えたらとてもラッキーなんだそうです。

そして、パンも1日24個限定とかなり希少。

2種類のカンパーニュは、道産小麦と塩、チーズ作りで出るホエーを使用して作られています。

また、石臼で引いた北海道産ライ麦と水で作った天然酵母を使っているので、うま味があるそうですよ。

クリームチーズとサーモンを合わせ、赤ワインかビールと一緒にいただくのが、勝長さん夫妻のおすすめの食べ方なんですって。

気まぐれパン工房
住所:上砂川町西山15番地
営業日時:毎週日曜 正午~午後4時
※売り切れ次第終了

地元民に愛される「絶品温泉グルメ」

続いてご紹介するのは、町唯一の宿泊施設『上砂川温泉 パンケの湯』。

入ったらお肌がすべすべになるとも言われている、「美人の湯」として有名な天然温泉です。

施設内の『レストランパンケ』でいただける絶品メニューが、「ソースカツ丼」。

上砂川町で昔から愛されてきた味なんです。

『パンケの湯』の松田勇さんによると、炭鉱町として栄えた上砂川町には昔、炭鉱マンが通う『アカシ食堂』というお店があり、そこの1番人気のメニューが「ソースカツ丼」だったそう。

炭鉱閉山後に食堂も閉店してしまったのですが、ソースカツ丼のファンは多く、町全体で復活させようと動いた結果、2016年から『レストランパンケ』で食べられるようになったんです。

「昔の味に近い」と地元の方からの評判も良いんだとか。

揚げたてのカツはサクサクで、分厚くボリューミー。

お肉は「四元豚」を使用しています。

お米は「ななつぼし」を使用。

ご飯にソースをかけてからカツを乗せているので、中までソースが染み染みです。

温泉に入って、美味しいグルメも楽しめるなんて最高ですよね!

上砂川温泉 パンケの湯
住所:上砂川町上砂川65番地
営業時間
平日:午前10時~午後10時
土・日・祝日:午前9時~午後10時
※レストランの営業時間は、午前11時~午後2時、午後5時~午後8時

帰りに寄りたい「ジェラートショップ」

最後にご紹介するのは、上砂川町のお隣、砂川市にある『岩瀬牧場 ジェラートショップ』。

上砂川町から札幌までの帰り道に、ぜひ立ち寄りたいジェラート店です。

岩瀬牧場の加藤志央さんによると、ジェラートにはストレスフリーで育った放牧牛の牛乳を使っているので、濃厚な味わいなんだそう。

この日は18種類のジェラートが並んでいたのですが、加藤さんによると、1番人気は「しぼりたて(ミルク)」。

牛乳の味がストレートに楽しめるフレーバーで、濃厚なミルクのコクを感じられますよ。

「ジェラート(ダブル)」400円

また、果実を使ったみずみずしいフレーバーもおすすめ。

色鮮やかな「カシス」は、口当たりがなめらかでとても美味しいんです。

他にも、いちごがたっぷり入った「スペシャルストロベリー」や…

「キャラメルナッツ」など、魅力的なフレーバーが盛りだくさん。

季節限定のフレーバーなど合わせると、なんと100種類以上もあるんだそうです。

見た目もきれいで、どれにするか悩んでしまいそうですね。

岩瀬牧場 ジェラートショップ
住所:砂川市一の沢237
営業時間:午前9時~午後6時

*みんテレ6月27日OAのものです
(上記の情報は記事作成時点でのものです。
最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください)

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