福井フェニックスまつりのイベント詳細発表 花火は8000発、YOSAKOIや民踊は従来の形式に

今夏の福井フェニックスまつりへの来場を呼びかける実行委の担当者=7月21日、福井県福井市のアオッサ

 福井市の福井フェニックスまつり実行委員会は7月21日、8月18~20日に中心市街地で開くまつりの詳細を発表した。初日の花火は、前年を約3千発上回る約8千発を打ち上げ、民踊やYOSAKOIイッチョライなども従来の形式で実施。若者や子ども向けの協賛事業も多く企画されており、コロナ禍からの復活を印象づける夏の祭典とする。

 実行委の会合が同市のアオッサで開かれ、参加した約40人が開催概要を承認した。実行委会長の東村新一市長は「約200日前に迫った北陸新幹線開業の機運を盛り上げ、まちのにぎわいを取り戻すまつりにしていきたい」とあいさつした。

 2022年のまつりは、コロナ禍の影響による20、21年の中止を経て3年ぶりに開催された。感染症対策で日程と会場を分散して8、9月に開かれ、主要行事にはコロナ禍前の3割程度の約4万1千人が訪れた。

フェニックス花火

 日時:8月18日午後7時半~同8時、足羽川河川敷(板垣橋-木田橋間)

 30分間で約8千発を一気に打ち上げる。北陸新幹線をイメージした仕掛け花火でオープニング。市のロゴ「福いいネ!」や小説「千歳くんはラムネ瓶のなか」のコラボ花火なども予定。まつりの70周年を記念した7色70連発の大迫力の演出でクライマックスを飾る。 荒天、河川増水時は21日に延期。市観光協会=電話0776(20)5151=では、7月28日まで1口(1万円)からの協賛を広く受け付けている。

⇒福井県の花火大会2023年夏のスケジュール

民踊大会

 日時:8月19日午後6時半~同8時15分、福井駅前電車通り

 2部制で、1部はイッチョライ節、新どんりんばやし、はぴねす音頭を各チームが踊り流す。2部は民踊調のポップソングに合わせて自由に楽しんでもらう。約千人の参加を見込んでおり、7月28日まで募っている。参加無料。大会前の午前10時~午後4時には、通りに面したグラススクエアで恐竜をテーマにした縁日企画もある。

YOSAKOIイッチョライ

 日時:8月20日正午~午後6時半、福井駅前電車通り

 県内外19チームが参加予定。各チーム2回のパレード演舞の後、優秀5チームによるファイナル演舞で大賞を決める。

100万人のためのマーチング

 日時:8月20日午後3~7時、フェニックス・プラザ

 マーチングバンドやバトントワリング、チアダンスなど県内外23団体約500人が出演。今年は有観客で、入場無料。

ハピフェス

 日時:8月19、20日午前10時~午後5時15分(20日は同8時まで)、ハピテラス

 まつりの広報を兼ね、若者世代が楽しめる機会を用意。19日は高校生によるショーやeスポーツバトル、動画投稿アプリTikTok(ティックトック)などで人気のインフルエンサー「ウンパルンパ」さんのステージなどがある。20日はダンスや音楽のステージ、両日「辛VS冷」をテーマにした飲食ブースが並ぶ。

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こどもアウトドアフェスタ

 日時:8月19、20日各日午前10時~午後4時、市中央公園

 初開催。テント組み立てやまき割りなど親子連れで楽しめる体験を用意。アウトドアグッズ展示販売もある。中央公園では20日午前10時半~午後3時、すべり台プールや水鉄砲などを集めた「こども水まつり」も同時開催される。

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