日本脳炎ワクチンを男児に規定の倍接種 長崎市内の医療機関

 長崎市は21日、日本脳炎ワクチンの定期予防接種を委託している市内の医療機関で、2歳11カ月の男児1人に規定量の倍を接種するミスが起きたと発表した。医療機関が男児の年齢を誤認したのが原因。8日に接種し、現時点で健康上の問題は確認されていないという。
 市こども政策課によると適切な摂取量は3歳未満が0.25ミリリットル、3歳以上が0.5ミリリットルだったが、この医療機関は男児の年齢を3歳と勘違いし、0.5ミリリットルを接種した。男児の予診票には生年月日が記載されていたが、接種した医師らは確認していなかったという。

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