夏休み 泳ぐ楽しさ知って 長崎で夏季水泳教室始まる

ばた足の練習をする参加者=長崎市民総合プール

 夏休み中の小中学生を対象にした長崎市の夏季水泳教室が21日、松山町の市民総合プールで始まった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、昨年は参加者数を制限して実施したが、今年は規模を拡大し、4年ぶりの本格開催となった。
 水の事故防止や泳ぐ楽しさを知ってもらおうと、NPO法人長崎游泳協会(田中直英理事長)が指導を担当。昨年は小学3年以上だったが、今年は新型コロナの5類移行に伴い、全ての小中学生を対象に1400人が参加。AとBの2班に分かれ、それぞれ週3回、8月末まで計14回の講習を受ける。
 初日はA班の700人が実力に合わせたクラスごとに平泳ぎ、ばた足、息継ぎの練習などをした。参加者は、指導者に手ほどきを受けながら、元気よくプールに入った。
 初めて参加した市立城山小6年の西航希君(11)は「最初は緊張したけど楽しかった。今までより長く泳げるように頑張りたい」と意欲を見せた。田中理事長は「活気が戻ってきた。安全に気を付けながら目標を持って取り組んでほしい」と話した。

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