「ビール列車」で4年ぶりの乾杯! 佐世保・松浦鉄道 8月20日まで

ビール列車内で乾杯する参加者=佐世保市内

 佐世保市の松浦鉄道(MR)は22日、夏の風物詩「ビール列車」の運行を始めた。昨年まで新型コロナウイルス禍で中止しており4年ぶりの開催。参加者は車窓を流れる風景を楽しみながら生ビールなどを味わっている。
 佐世保駅を午後0時10分に出発し、佐々駅で折り返す約2時間のコース。弁当とともに生ビールやハイボール、焼酎、日本酒などを飲み放題で楽しめる。伊万里駅発着分もあり、8月20日までに計7本運行する。
 初日の22日は、職場仲間や友人同士などのグループで約30人が乗車。冷えたビールなどを手に乾杯し、車窓を眺めながら格別の一杯を楽しんでいた。佐世保市の会社員の男性(50)は「運行再開を心待ちにしていた。景色を見ながら味わう酒はおいしい」と笑顔。会社の部下と乗り込んだ同市の西原国代さん(86)は「ゆっくり風景を見ながらの道中が楽しい。いい気分転換になる」と会話が弾んでいた。


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