障害があっても心のままに 「Sonrisa」でユニークな作品展示 佐世保・白南風町、31日まで

自閉症者らが製作した作品を紹介する立石さん=佐世保市、アートスクエアリブ

 自閉症者や肢体不自由者などが製作した絵画や立体作品が並ぶ「Sonrisa.-笑顔になる作品展-」が、佐世保市白南風町の画材店「アートスクエアリブ」1階で開かれている。31日まで。無料。
 障害がある子どもや大人の表現の場をつくろうと、市内の絵画教室「佐世保美術研究所」の講師、立石愛さん(44)が初めて開催。市内に住む10~30代の生徒や知人12人の作品約50点を集め展示している。「Sonrisa」はスペイン語で「笑顔」の意味。
 会場にはクレヨンなどで人や動物を描いたカラフルで独創的な絵や、恐竜などの立体作品が並ぶ。絵画5点を出品した平野穂乃香さんは、カラーペンで細かい線を描き並べて色を塗るユニークな技法と配色で、好きなアーティストやバスを表現した。
 立石さんは「皆自分が好きなもの、興味があるものを心のまま表現している。迷いがない、勢いのある色や筆遣いをそのまま感じてほしい」と話した。出品者らが製作したポストカードやメモ帳などの販売もある。

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