佐世保市立福石中、生徒が製作したTシャツの販売会を開催!コミュニケーション力を学ぶ新取り組み

デザインしたTシャツを売り込む生徒=佐世保市立福石中

 佐世保市立福石中(堀川優彦校長、226人)は19日、生徒が製作したTシャツの販売会を地域の人たちを招いて開いた。生徒たちは、買ってもらうためにはどうしたらいいかを考え、デザインからPR、価格の決定までを経験した。
 コミュニケーションを学ぶ機会にしようと、本年度から授業の一環で全学年で取り組んでいる。生徒たちは「PR部」「デザイン部」「セールスマネジャー部」に分かれ、PR映像やチラシの作成、福石中をアピールするTシャツデザインの考案、価格設定などに挑戦。地方創生や探求学習の支援をする佐世保市の一般社団法人「共感結社モルタル」の古川拓也代表理事が協力した。
 同日、生徒たちは呼び込み係と販売係、レジ係に分かれ活動。客の関心を引くようなポップを作ったり、「子どもから大人まで着られるサイズを用意しています」などとPRしたりしていた。3年の川辺夏鈴(かりん)さん(14)は「みんなの得意なことを生かしながら準備できた」と笑顔。3年の小田夏菜子さん(14)は「いろんな人が着られるデザインにすることを第一に考えた。かわいい、と言ってもらえてうれしい」と話した。
 Tシャツの売り上げは今後、生徒の活動に充てるという。

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