7月22日午後、富士山を下山中だった84歳の男性が雨に濡れて弱っていると、警察に通報がありました。男性は約7時間後の23日未明に救助され、命に別状はないということです。
遭難したのは、愛知県岡崎市の男性会社員(84)です。警察によりますと、22日午後、体調が悪そうな男性を登山客が発見し、富士山御殿場口8合目にある最寄りの山小屋まで連れてきたということです。
その後、山小屋「赤岩八号館」の関係者から「雨に濡れて弱っている高齢男性が山小屋に来ている」と警察に通報がありました。男性は登山客に発見された際に1人だったことから、単独で登山をしていたとみられています。
男性は通報から約7時間後の23日午前3時ごろ、警察の山岳遭難救助隊と消防によって救助され、けがはなく、命に別状はないということです。低体温症とみられます。
また、富士山富士宮口新7合目付近でも疲労で下山できなくなった埼玉県春日部市の男性会社員(58)が警察の山岳遭難救助隊などに救助されました。けがなどはないということです。