「そこにペップがいる限り」 イングランドで一強時代築くシティをOBが称賛、アーセナル英雄の父も脱帽?

[写真:Getty Images]

元マンチェスター・シティのショーン・ライト=フィリップス氏が古巣を手放しで称えた。イギリス『ミラー』が伝えている。

中東資本参入によるビッグクラブ化計画が本格化する以前のシティでプレーしていたライト=フィリップス氏。2000年代初頭の低迷期を支え、クラブ通算273試合に出場した功労者だ。

古巣シティは昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)を初制覇しただけでなく、プレミアリーグでも3連覇を達成し、6年間で5度目の優勝とイングランドはまさにシティの一強時代となっている。

ライト=フィリップス氏はシティと昨シーズンのリーグタイトルを争ったアーセナルのレジェンド、イアン・ライト氏の養子であることが広く知られるが、愛する父もシティの強さに脱帽していたという。

「シティは昨シーズンのアーセナル戦で2連勝した。これには父もシティがアーセナルを凌駕していると認めざるを得なかったようだよ。『シティはシーズンのほとんどが慣らし運転だったが、それでもチャンピオンに相応しい』とね」

また、ライト=フィリップス氏は今シーズンもシティが覇権を握ると確信している模様。キャプテンのドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンが退団し、複数の主力選手にも退団の噂が続くが、戦術の変更や選手の入れ替えを躊躇しない指揮官が入り限り、心配は無用だと強調する。

「この夏でスカッドを強化したチームはたくさんあるから、アーセナルについてもあまり気にならない。『シティvsアーセナル』という構図より、他のチームがシティとアーセナルからポイントを奪う機会が増えるのではないかと考えている」

「そうはいってもシティは見事だよ。あまりに優れており、そこにいるプレーヤーを称える言葉がなくなりつつある。個人的には最終ラインが肝だろうか。4人のセンターバックが並ぶ戦術は見たことがない。シティ最大の特徴は守備ユニットにこそあると考えているよ」

「ペップ(ジョゼップ・グアルディオラ監督)は他の人が見えないものを1人で見ている。私は単なるシティのいちファンだが、それでもペップを心底信頼しているよ。どうしたってうまくいくんだから、彼のやり方に従う以外の選択肢はないだろ?」

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