大粒ブルーベリー、太陽に当たるほどおいしく 兵庫・丹波市の農場で収穫最盛期

たわわに実った青紫色のブルーベリー=丹波市市島町南、奥丹波ブルーベリー農場

 青紫色に染まったブルーベリーの収穫が、奥丹波ブルーベリー農場(兵庫県丹波市市島町南)で最盛期を迎えている。大粒に膨らみ、枝をたわませる果実を生産者らが一粒ずつ摘み取っている。

 同農場は約50アールの敷地で、「ラビットアイ」という品種を農薬や化学肥料を使わずに500本ほど栽培する。実が熟す前にウサギの目のように赤くなる果実は、高さ約2メートルの木々に房状になる。枝の剪定(せんてい)をすることで、大きくて芳醇(ほうじゅん)な実になるという。

 オーナーの古谷洋瓶(ようへい)さん(45)、暁子(あきこ)さん(49)夫妻は、早朝から収穫し、昼から品質を確かめながら、パックに詰めて出荷する。作業は8月末まで続き、首都圏の小売店や地元の飲食店などに出荷する。

 古谷さん夫妻は「出荷時期も品質も例年通り。太陽に当たれば当たるほどおいしくなるので、よく晴れてほしい」と話していた。(伊藤颯真)

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