「戦争は必ず終わり芸術は永遠に残る」 「ウクライナ国立バレエ」を迎えて安田女子高校で交流会

ウクライナの文化を知って平和を願おうと、広島市の高校で「ウクライナ国立バレエ」を迎えた交流会が、24日、開かれました。

広島市中区の安田女子高校で開かれた交流会には、生徒およそ30人が参加しました。「ウクライナ国立バレエ」の2人のダンサーと、日本人として初めてウクライナ国立バレエの芸術監督に就任した寺田宜弘さんを迎えて、生徒たちがこれまで学んだウクライナ文化や、平和学習を報告しました。

生徒
「わたしもバレエとかミュージカルをしていて、やっぱりこういう戦火になると、芸術に携わることから遠のいてしまう気がするんですけど」

ウクライナ国立バレエ ダンサー ニキータ・スハルコフ さん
「戦争は必ず終わり芸術は永遠に残ります。今、芸術をなくしてしまえば戦後何も残らない」

交流会では生徒たちが3人に質問し、ウクライナの現状や戦火の中で芸術を続ける大切さについて学びました。

ウクライナ国立バレエ 寺田宜弘 芸術監督
「2度と広島のまちで8月6日のようなことが起こらないように、わたしたちはその思いを思いながら踊りたい」

「ウクライナ国立バレエ」は25日、上野学園ホールで公演を予定しています。

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