DXでデータ処理効率化 小林市が取り組み報告会

 小林市は18日、デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組み報告会を同市役所で開いた=写真。連携協定を結ぶソフトウエア開発のサザンクロスシステムズ(本社・宮崎市、東京都)と取り組んだ業務改善3件について、職員が発表した。
 同市は手作業で処理している業務について、パソコンに標準的に入っているソフトウエアを活用して効率的に処理するため、同社と共同で研究を進めている。
 健康都市推進室の田中智嘉主幹は、畑かんに関するデータ処理について発表。作業を自動化するプログラムを表計算ソフトで組んだところ、年間で作業時間が90時間、経費が約18万円削減でき、データの重複ミスも防げたとした。
 同社の永田英一郎社長は「今後も市と一緒に取り組み、全国に発信できるものを目指したい」と述べた。
 同日は同社から市へ、企業版ふるさと納税制度による100万円の寄付もあった。

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