台湾で定例軍事演習始まる 一般市民対象の防空も

 【台北共同】台湾で中国軍の攻撃に備えるための軍事演習「漢光39号」と一般市民も対象にした防空演習「万安46号」が24日始まった。漢光は28日までで、万安は27日まで。両演習は年1回実施されている。漢光は中国から攻撃を受けた際の戦力温存や、海上での迎撃作戦などを訓練するのが目的。

 24日の漢光は台湾西部の空軍基地が攻撃を受けたとの想定で、軍用機を東部の基地に移動させる演習などを実施した。南東部・台東県の民間空港で25日に行う予定だった軍用機による離着陸の演習は、台風接近を理由に中止が決まった。

 一方、万安は4地区に分けて実施。初日の24日は台北市を含む北部地区で行われた。

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