絶妙!ゆずの風味とみその味わい 1個2700円、高級ゆべし商品化 パスタのアレンジや酒のお供にも

宮ゆずにみそを詰めた「宮ゆべし」

 床井柚子園(宇都宮市新里町、床井光雄(とこいみつお)代表)は24日までに、栽培するユズ「宮ゆず」の中にみそやクルミを詰めた柚餅子(ゆべし)「宮ゆべし」を商品化した。高級食材として主にホテル、レストラン向けに提供する。

 2021年、パリで開かれた食の商談会でみそなど日本の伝統食が好評だったのを目にした床井代表が、宮ゆずの伝統食を作ろうと企画した。宇都宮市在住の料理研究家臼居芳美(うすいよしみ)さんがレシピを考案し、漬物製造販売の樋山昌一(ひやましょういち)商店(日光市文挟(ふばさみ)町)がみそを提供。宇都宮市アグリビジネス創出促進事業を活用し開発した。

 宮ゆべしは米こうじをふんだんに使った「蔵出し寒仕込味噌(みそ)」にクルミを混ぜて宮ゆずに詰めた後、和紙で包んで約3カ月間乾燥・熟成させた。

 プレーン、サンショウ味、唐辛子味の3種。1個2700円。ホテルやレストランの他、同園オンラインショップでも販売している。床井代表は「宮ゆずの風味とみその味わいが絶妙。酒のつまみにもなるし、パンやパスタなどに添えてこれまでにない味わいを堪能できる」と話す。

宮ゆずにみそが詰められた「宮ゆべし」
「宮ゆべし」を開発した床井代表、臼居さん、樋山昌一商店社長の樋山裕伸さん(左から)=宇都宮市

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