従業員4人への賃金216万円未払いの疑い 神戸・東灘の自動車販売業を書類送検 西宮労基署

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 西宮労働基準監督署は24日、最低賃金法違反の疑いで、神戸市東灘区の自動車販売・整備業「ウイングモータース」と70代の男性社長を書類送検した。

 書類送検容疑は、自動車整備士ら正社員4人に対し、2021年12月分から22年8月分までのうち、6カ月分の賃金計約216万円を支払わず、県の最低賃金を下回った疑い。

 昨年7月ごろに複数の社員から同労基署に相談があった。4人への未払い賃金は、同10月までの11カ月間のうち8カ月分で総額約581万円に上るという。同社は今年1月に事実上の倒産状態になった。

 同労基署は認否を明らかにしていないが、男性社長は「資金繰りが悪化していた」と話しているという。

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