バルセロナ、PSGにエムバペ獲得を電話で打診? 主力を譲渡する可能性も

写真:移籍報道が過熱しているエムバペ。バルセロナとPSGの電話会談の行方は…… ©Getty Images

ヨーロッパの複数のクラブが獲得に関心を示し、サウジアラビアのアル・ヒラルが移籍金3億ユーロ(約468億9760万円)、年俸7億ユーロ(約1096億850万円)のメガオファーを提示したとされているパリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペ。ここにきてバルセロナもアクションを起こしたようだ。

フランス『レキップ』紙の電子版によると、PSGとバルセロナは現地時間の7月24日(月)に電話会談を予定しており、ここでエムバペの移籍について話し合う予定だという。

スペインのウェブメディア『ELGOLdigital.com』は「この交渉の目的は、レアル・マドリードとフロレンティーノ・ペレス会長にプレッシャーをかけることだと思われる」としている。

とは言え、アル・ヒラルが3億ユーロを提示しているからも分かるとおり、エムバペの獲得には巨額の資金が必要になる。

スペイン『マルカ』紙電子版は「バルセロナが直面している財政問題はあまりにも深刻であり、この夏に加入したドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアン、スペイン代表DFイニゴ・マルティネス、スペイン人MFオリオール・ロメウについても今なお選手登録できていないことを考えると、全く実現可能とは思えない」と言及しており、移籍の実現性については大きな疑問符を付けている。

一方で「バルセロナは移籍金の代わりに選手を提供する可能性があり、そうすれば取引額は安く済ませることができるだろう」とも記載しており、具体的な選手名こそ明示していないが、何人かの主力をPSGに譲渡する可能性も示唆している。

バルセロナは現状、スペイン代表FWアンス・ファティやスペイン代表FWフェラン・トーレスなどの放出を目論んでいるが、納得のいくオファーが届いていないのが現状だ。

果たして本当に両者の電話会談は実施され、エムバペの移籍について話し合いがなされるのだろうか。

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