「妻にしてもらってうれしかったこと…家事」妊娠中の女性向けチラシに記載 批判を受け配布中止 広島・尾道市

広島県尾道市が妊娠中の女性に配っていたチラシに不適切な表現があったとして、市が配布を中止したことが分かりました。

尾道市が作成したチラシ「先輩パパからあなたへ」です。産前・産後の妻がいる男性へのアンケートを基に「妻にしてもらってうれしかったこと」として、「1位 家事」「2位 育児」「3位 マッサージ」などと挙げていました。また「妻のこういう態度が嫌だった」という項目では、「赤ちゃんの世話で忙しく、家事ができていない」などと書いていました。

SNSでは「何のために作成したのか」などと批判する投稿が相次いでいるほか、尾道市には24日、午後5時までに苦情のメールや電話がおよそ90件寄せられたということです。チラシは2018年度から尾道市に住む妊娠中の女性を対象に、年間およそ600枚配布されていましたが、市は「性別による役割を固定的にとらえる意識を助長する表現内容があった」と判断。同様に配っていたチラシ「パパになるあなたへ」と合わせ、配布を中止したということです。

尾道市健康推進課では「チラシをご覧になって不快な思いをされた皆様には大変申し訳ない。新規に配布する資料をこれから検討していく」と話しています。

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