新湊の魅力伝え、写真コンテスト 川の駅で定期開催、リピーターを

市内外から集まった写真=射水市の川の駅新湊

  ●第1弾は獅子舞テーマ

 射水市立町の「川の駅新湊」は24日までに、新湊地区の祭りやイベントの魅力を発信する写真コンテストを始めた。第1弾として、5月の獅子舞をテーマに実施。今後も、のじた踊りや新湊曳山まつりなどが開催される度にコンテストを開催する。集まった写真は川の駅新湊に展示し、鑑賞した観光客らが祭りの開催時に再び新湊を訪ねるきっかけにしていく。

 川の駅新湊には国重要無形民俗文化財の「新湊曳山まつり」で町内を回る曳山が展示されていることや「日本のベニス」の愛称で親しまれている内川沿いにあるため年間を通して、多くの観光客が訪れる。

 川の駅新湊の帯刀(たいとう)毅施設長が「新型コロナが落ち着き、地域の祭りが再開している中、多くの人に魅力を発信するチャンスではないか」と考え、コンテストの開催を決めた。第1弾として獅子舞を題材に6月に募集したコンテストでは市内外から約30人の応募があった。子どもらが獅子舞を楽しむ作品などが7月末まで展示され、22日には優秀作品が決められた。

 次回は「のじた踊り」で撮影された写真のコンテストを計画しており、写真共有アプリ「インスタグラム」や持ち込みなどで募集する。優秀作品の受賞者に景品を贈るための協賛企業も集っている。帯刀施設長は「新湊には魅力ある祭が多い。コンテストの開催で新湊を訪れるきっかけをつくり、地域を盛り上げていきたい」と述べた。

  ●かわべの開放WEEK始まる

 射水市内川周辺エリアを盛り上げる「かわべの開放WEEK」は24日、同市新湊地区で始まり、地域住民らが内川沿いの散策や買い物を楽しんだ。30日まで開催され、民家ホテルの見学ツアーやワークショップなどが繰り広げられる。

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