営農計画書の一部を「偽造」 本人に確認せず転記して押印 滋賀・長浜

長浜市

 滋賀県長浜市やレーク伊吹農業協同組合などで構成する市農業再生協議会は、本年度産営農計画書兼水稲共済加入申込書1件の一部を、申請した市内の農業の男性に確認を取らずに偽造していたと発表した。

 協議会事務局の長浜市農業振興課によると、申請書は、耕作する水田に対して農業水稲共済に加入するかどうかを回答する書類で3連複写になっている。男性は4月ごろに協議会に申請書を提出したが、滋賀県農業共済組合に提出する2枚目がなかったことに気付いた協議会の事務員が協議会提出分の3枚目の内容を申請者に確認せずに転記して2枚目を作成、押印し、県農業共済組合に提出したという。

 県農業共済組合から今月13日、男性に水稲共済に加入するかどうかの意思確認の通知が届いたことから申請書の偽造が発覚した。

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