船長に悩み相談もできる冒険ゲーム 歌う海賊団ッ!がデモイベント 8月に公開予定

「歌う海賊団ッ!」のゲームアプリを楽しむ親子ら=25日午後、下野新聞社

 子育て中の家族を応援するエンターテインメントグループ「歌う海賊団ッ!」と映像・音響メディア制作の「ファンタスティックモーション」(宇都宮市)は25日までに、スマートフォンなどで親子が楽しめるオンラインゲームアプリを開発した。8月に予定する正式公開を前に同日、下野新聞社でデモイベントが開かれ、一足先に親子がゲームを体験した。

 アプリは「歌う海賊団ッ! 一緒に大冒険!」と題し、プレーヤーが海賊の一員となり仮想空間を旅して、宝の地図を見つける内容。無料で最大50人が同時に参加できる。親子の絆や自己肯定感の向上をテーマに制作した。下野新聞社は広告特集などで展開するプロジェクト「虐待ゼロへ いのちにハグを。とちぎ」の一環で、アプリのプロモーション活動に協力している。

 イベントには親子ら9人が参加。スマホなどでアプリを起動し、海賊団の船長キャプテン☆うっちゃることウチダトモヒロさんらと交流を深めながら、宝を集めたり大型恐竜と戦ったりして約1時間、笑顔で冒険を楽しんだ。鹿沼市、幼稚園児村上絢香(むらかみあやか)ちゃん(5)は「コインをいっぱい取れた」と満喫した様子。

 アプリには「SOSボタン」があり、現実世界の悩みをウチダさんに直接送信する機能もある。ウチダさんは「ゲームを通し親子の会話が弾んでほしいし、一人の幼い命、人生に寄り添えるものにしていきたい」と語った。

© 株式会社下野新聞社