サーキュレーター・換気・遮光・掃除も 節電しながら猛暑を乗り切れ!エアコンの賢い使い方

静岡県内では7月25日も各地で35℃を超える「猛暑日」となりました。厳しい暑さが続く中、エアコンの使用は欠かせません。一方で、悩まされるのは高騰する電気代。そこで、消費電力を抑えつつ快適に過ごすためのエアコンの賢い使い方を教えてもらいました。

25日の県内は、浜松市佐久間で36.6℃、天竜で35.0℃を観測し猛暑日となりました。このほか、松崎で33.1℃、御前崎で31.3℃など、19の観測地点のうち3地点でこの夏1番の暑さとなりました。こうした厳しい暑さが続く中、欠かせないのがエアコンです。

<コジマ×ビックカメラ静岡店 宮内琢人 店長代理>

「今年の人気は、省エネ性能が高い、こういったモデルです」

静岡市の家電量販店では電気代の負担を少しでも軽くしようと、節電効果の高い省エネのエアコンが人気を集めています。国のまとめによると家庭の1日の電気代のうち、3割以上がエアコンだとされています。

<コジマ×ビックカメラ静岡店 宮内琢人 店長代理>

「電気代の値上がりが家計を圧迫する要因になっている中でエアコンは使う電気がかなり大きいので、電気代で省エネ、家計にやさしいので選ばれている」

省エネ機能が付いたタイプなど6月ごろから徐々に売れ始め、全体の売り上げは前年の同じ時期よりも1.3倍ほど伸びているということです。

<コジマ×ビックカメラ静岡店 宮内琢人 店長代理>

「空調効率を上げるためサーキュレーターを選ばれる方が多いです。エアコンの温度を下げすぎなくても部屋全体に冷たい空気を送ってあげられるので」

エアコンと合わせてサーキュレーターを使うことで、効果的に空気を循環させさらに省エネになります。中には、こんな商品も。

<坪内明美記者>

「こちらは、今年発売の新しいモデルのサーキュレーターです。ワフリー(扇風機)、聞いて。暑い!」

<扇風機>

「はい」

<坪内明美記者>

「このように声で操作することができるんです」

どんどん進化する省エネ家電をうまく活用して、暑さ対策をする人が増えています。一方で、エアコンなどを買い替えるのは金銭的に負担が増えます。そこで、今から実践できるエアコンの電気代を節約するコツについて専門家に聞いてきました。

<エネジン特販部 杉本真一係長>

「まず部屋に入ってきたら窓を開けて換気をします。そして部屋の温度を下げます」

家に帰ってきたらエアコンの電源を入れる前にまず換気をして、部屋にこもった熱を外へ逃がして温度を下げることがポイント。

<エネジン特販部 杉本真一係長>

「エアコンの風を送風機、サーキュレーターなどで部屋全体に行き渡らせるようにしましょう」

扇風機などを使うことで部屋全体に冷たい風が行き渡ります。設定温度を1度上げると約10%の節電になると言われています。

<エネジン特販部 杉本真一係長>

「窓のカーテンやロールカーテンを使って外の熱を遮断しましょう」

太陽の直射日光が部屋に当たらないように、カーテンなどで遮断することも忘れないように。

<エネジン特販部 杉本真一係長>

「こまめにエアコンのフィルターを清掃しましょう」

フィルターにほこりがたまると冷房効果が弱くなり、余計に電気を使ってしまいます。使用頻度にもよりますがフィルターは、2週間に1回は掃除するのがおすすめです。

ここで効果的なエアコンの節電について、ポイントをまとめてみました。小さい風量の方が節電につながると思われがちですが自動の方がおすすめ。そうすることで最も効率よく快適に冷えるように調整できます。こまめにスイッチを切るという点についても、頻繁に電源を入れたり切ったりすると消費電力を増やします。寒くなったら設定温度を上げることも節電のポイントです。

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