「下から登るよ」妻と別行動で富士登山中に道に迷う 76歳の男性、通報から3時間後に救助

7月25日午後、富士山2合目付近から妻と別行動で富士宮口ルートでの登頂を目指していた男性が道に迷い、3時間後に救助されました。25日、富士宮ルートでの救助要請は3件となりました。

登山中に道に迷い救助されたのは、大阪府堺市東区の自営業の男性(76)です。

警察によりますと、男性は25日早朝、水ヶ塚公園に車を止め、妻とタクシーで富士宮口方面に向かいましたが、途中で「下から登るよ」と妻とは別行動をとり、1人で高鉢ゲートから登ろうとしたところ、道に迷いました。

男性は先に富士宮口に向かった妻と6合目で合流する予定でした。しかし男性が到着しなかったため妻が電話をかけると、「道に迷った」と話したことから午後1時すぎ、妻から警察に救助の要請がありました。

富士宮警察署の山岳遭難救助隊の3人が出動し、携帯電話の位置情報を頼りに通報から約3時間後に2合目の高鉢ハイキングコース付近で男性を発見し、救助しました。男性にけがや体調不良はないということです。この男性と妻は登山用の装備で富士登山に訪れましたが、登山経験はなく、別行動をした男性は地図などは持っていなかったということです。

富士山

© 静岡放送株式会社