ついに日本へと降り立ったインテル。今夏はジャパンツアーでアル・ナスルとパリ・サンジェルマンとの親善試合を行う予定となっている。
今回はそれにちなみ、2003-04シーズンに無冠で終わった懐かしいインテルのメンバーを振り返ってみよう。この年は途中からアルベルト・ザッケローニ監督が指揮したことでも知られる。
GK:フランチェスコ・トルド
インテル所属:2001~2010
2003-04シーズンのセリエA成績:32試合0ゴール
フィオレンティーナで長く活躍し、2001年にインテルへと加入したイタリア代表GK。国際試合ではジャンルイージ・ブッフォンのバックアップになることが多かったが、トータルバランスに優れた名選手であった。
CB:イバン・コルドバ
インテル所属:2000~2012
2003-04シーズンのセリエA成績:31試合1ゴール
170cm代前半の身長でありながらも圧倒的なジャンプ力で空中戦に強さを見せたコロンビア代表センターバック。豊かなフィジカル的能力と駆け引きを武器に長くインテルで活躍した。
CB:ファビオ・カンナヴァーロ
インテル所属:2002~2004
2003-04シーズンのセリエA成績:22試合2ゴール
2002年にパルマから2300万ユーロでインテルに加入。鳴り物入りでの獲得であったが、チームがあまりいい状況ではなかったことや怪我の繰り返しもあって、インテルでの2年はあまり高い評価を得ることができなかった。
CB:ダニエレ・アダーニ
インテル所属:2002~2004
2003-04シーズンのセリエA成績:23試合1ゴール
2002年に破産したフィオレンティーナからフリーで加入したイタリア代表ディフェンダー。インテルでは鼻骨骨折でマスクを付けながらプレーしていたことでも有名。このシーズンはカルロス・ガマーラやマルコ・マテラッツィとポジションを争った。
右WB:トーマス・ヘルヴェグ
インテル所属:2003~2004
2003-04シーズンのセリエA成績:23試合0ゴール
デンマーク代表の名サイドバック。ミランから加入したこのシーズン、右サイドでハビエル・サネッティとポジションを争う形となった。彼が右で起用されたらサネッティが左に回る、という試合が多かった。
左WB:ハビエル・サネッティ
インテル所属:1995~2014
2003-04シーズンのセリエA成績:34試合0ゴール
言わずと知れたインテルのレジェンドで現副会長。基本的には右サイドであるが、ヘルヴェグが起用されたときは左に回った。彼が右に配置されたら左はパスクアーレ、ココ、キリ・ゴンサレスあたりが使われていた。
CMF:クリスティアーノ・ザネッティ
インテル所属:2001~2006
2003-04シーズンのセリエA成績:19試合1ゴール
このシーズンのインテルはあまりボランチが固定できず、彼もエムレ・ベロゾール、ファリノス、デヤン・スタンコヴィッチ、サブリ・ラムーシ、マティアス・アルメイダらと併用されていた。ただザネッティのタフなプレーへの信頼性は高かった。
CMF:エムレ・ベロゾール
インテル所属:2001~2005
2003-04シーズンのセリエA成績:21試合0ゴール
ザネッティの項目で錚々たるボランチのメンバーを紹介したが、その中で意外にも一番出場試合数が多いのがエムレ、スタメン数が多いのがザネッティである。血の気が多く、怪我も退場も多い選手だったが、この年は21試合でプレーしている。
FW:クリスティアン・ヴィエリ
インテル所属:1999~2005
2003-04シーズンのセリエA成績:22試合13ゴール
このシーズンのインテルはストライカーもあまり固定できなかったが、チーム得点王はこのクリスティアン・ヴィエリ。22試合しか出場していないにもかかわらず13ゴールを決めた。アドリアーノの突き上げを受けながらというシーズンであった。
FW:オバフェミ・マルティンス
インテル所属:2001~2006
2003-04シーズンのセリエA成績:25試合7ゴール
ヴィエリの項目でも書いたがこのシーズンのFWでベストメンバーは選びにくい。ただこの時期の「世界最速ストライカー」オバフェミ・マルティンスのインパクトは抜群だった。ウイニングイレブンでも最強のキャラクターである。
FW:アルバロ・レコバ
インテル所属:1997~2008
2003-04シーズンのセリエA成績:19試合8ゴール
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そして前線の最後はフリオ・クルスやアドリアーノ、ファン・デル・メイデではなくレコバを選んだ。試合数はあまり多くはなかったものの、19試合で8ゴールを奪うなど得点力が冴えたシーズンだった。