ウォード=プラウズにウェストハムが関心か。FKの名手を巡り「ポジティブな話し合い」が進行中

写真:ウェストハムが関心を寄せるウォード=プラウズ ©Getty Images

サウサンプトンに所属するイングランド代表MFジェイムズ・ウォード=プラウズを巡り、ウェストハムが具体的な関心を示しているようだ。25日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

同メディアによると、ウェストハムとサウサンプトンは現在ウォード=プラウズの移籍交渉において「ポジティブな話し合い」ができている状況。交渉は合意に近づいており、個人の条件面は大きな問題にはならない見通しだという。なお、ウォード=プラウズは同日行われるボーンマスとのプレシーズンマッチに臨むスカッドに招集されていないものの、これは週末に負ったひざのケガによるものだと見られている。

ウォード=プラウズは1994年生まれの28歳。2003年にサウサンプトンの下部組織に加入して以来、現在に至るまでクラブ一筋を貫くまさにクラブの象徴的な存在だ。また、フリーキックの名手としても知られており、プレミアリーグでこれまでに沈めた直接フリーキックの数は「17」。往年の名選手デイヴィット・ベッカム氏の「18」という最多記録に迫る数字をマークしている。

一方獲得を目論むウェストハムは今夏の移籍市場で中盤のキープレーヤーだったイングランド代表MFデクラン・ライスをアーセナルへ売却。大黒柱の抜けた穴を埋める人材の獲得に奔走している。報道によると、ウェストハムはチェルシーに所属するイングランド代表MFコナー・ギャラガーの獲得にも興味を示しており、一度目に提出した4000万ポンド(約72億円)のオファーは断られたものの、未だ獲得は断念していないという。

孤軍奮闘の活躍もむなしく、昨シーズンは最下位でのチャンピオンシップ(英2部)降格決定という結果に終わったサウサンプトン。クラブ一筋のキャプテンは果たして新天地を求めることになるのだろうか。

© 株式会社SPOTV JAPAN