ホテルニューアワジがワイン製造参入 グループのレストランなどで提供へ

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 ホテルニューアワジ(兵庫県洲本市小路谷)は食の地産地消を進めるため、淡路島産ワインの製造に参入した。

 このほど開いたホテルニューアワジグループの事業計画を発表する会見で、木下学社長が明らかにした。

 心身がリフレッシュできる活動を観光などに取り入れるウェルネスツーリズムや、持続可能な開発目標(SDGs)の一環。

 ニューアワジは3月、ブドウの栽培とワイン生産に取り組む「淡路島ワイナリー合同会社」とパートナーシップ協定を締結した。同社が淡路市内で展開する農場約1万6500平方メートルのうち、ニューアワジが約2千平方メートルを使用。同月、ホテルの従業員らが白ワイン品種「モンドブリエ」150本を植樹した。

 今年は同社が生産したワイン60本をニューアワジが仕入れ、グループのレストランなどで提供するという。

 会見ではほかに、県のユニバーサルツーリズム推進条例に基づき「ひょうごユニバーサルなお宿」として認証を得たことを報告。洲本温泉エリアにヘリポートが完成したことや、客室として使う2隻目のクルーザーを導入したことも公表した。(内田世紀)

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