『大丈夫』という言葉は難しい!状況によって異なる5つの意味とは?

『大丈夫』という言葉には、いろんな意味がある

『大丈夫』という言葉は、とても便利で使用頻度の高い言葉です。だからこそ、相手が意図している『大丈夫』という言葉の意味を正しく把握しなければ、相手に対して迷惑をかけてしまう恐れがあります。

『大丈夫』という言葉に隠れた、状況別の意味を把握しておくことが非常に重要です。

『大丈夫』という言葉の状況によって異なる5つの意味

『大丈夫』という言葉の裏に隠れている意味は、以下のようなものがあります。

1.いらない・遠慮したいという気持ちの表れ

お酒や食事の席、誘いを断るときなどに、大丈夫という言葉を使うことがあります。

  • お酒や食事のお代わりの遠慮
  • なにかを強引に渡されそうになったときの遠慮
  • 今自宅や自分ににそれは必要ないというソフトな拒否

主に後輩が、先輩からの誘いを断るときに使うことが多いです。友人同士でも使います。

2.心配しないで・ありがとうの意味

大丈夫という単語は、相手を気遣って発している言葉であることが非常に多いです。

  • 気遣ってくれてありがとう
  • 心配かけてしまってごめんね
  • 手伝ってくれたことへの感謝
  • 励ましに対するお礼など

友人や家族間、信頼している人に対して多く使われています。

3.あなたが不安に思っているようなことにはならないという弁解

相手の不信感を払しょくしたいときも、大丈夫という言葉を使いがちです。

  • 警戒心を解いてほしい
  • なにもしないということを表現している
  • あなたが思っているほど、私は悪い人間ではないというアピール
  • 思いきりを持たせて、困難に打ち勝ってほしいという励ましなど

不信感を持っている相手からの『大丈夫』というワードほど、信用できないものはないと思っている人もいます。

4.ついてこないで・関わらないでという拒絶

相手に対しての拒絶の意思を表すときも、『大丈夫』という言葉を使います。

  • 自分は好意を持っていない相手が、勝手に距離を詰めてくることへの警戒心の表れ
  • 自分に関わってほしくない人への拒絶
  • すすめられたものに対する拒否
  • 相手との関係を断ち切りたいという思い

『大丈夫』という言葉を使っているのは、最大限の優しさです。その優しさに甘えて、相手に付きまとってしまうのはよくありません。

優しい言葉で拒絶しても伝わらない場合は、しっかりと自分の気持ちを相手に伝えることも視野に入れるべきです。

5.問題ない・滞りないという意味

仕事や作業に取り組んでいるときも、『大丈夫』という言葉を使いやすいです。

  • 書類などのミスがなかったという意味
  • 作業内容に問題がなかったという意味
  • 仕事を請け負っても問題ないという意味

職場などでも使用していることが多いので、自然と意味が伝わってくることが多いのが特徴といえます。

まとめ

『大丈夫』という言葉の裏側には、複数の意味が込められていることが多いです。状況を把握し、今相手が使った『大丈夫』がどのような意味を持っているのかを考えて行動しましょう。

© 株式会社シュフーズ