壬生PAスマートIC地区協議会 国交省などに計画書提出 早期完成へ事業化急ぐ

地区協議会であいさつす小菅町長

 【壬生】北関東自動車道「仮称・壬生パーキングエリア(PA)スマートインターチェンジ(IC)」の整備に向けた第1回地区協議会が25日、町役場で開かれ、国土交通省による新規事業化に向けた実施計画書を策定し、同計画書と町道の連結許可申請書を同省や東日本高速道路などに提出した。町は今後の事務手続きや測量、道路設計、用地取得などを進め、同ICの早期完成を目指す。

 地区協議会は町や国交省関東地方整備局、東日本高速道路、県、県警の代表者12人で構成。小菅一弥(こすげかずや)町長が会長に選出された。

 計画書にはICの必要性や周辺観光施設との連携・地域活性化、防災対策、周辺道路の整備計画などが盛り込まれた。小菅町長は「壬生パーキングエリアは交通や医療、防災、地域経済において極めて重要。早期の効果発現を得るために迅速な事業化を目指したい」と期待を込めた。

 同ICは北関東道壬生ICから西約1.7キロの壬生PAが候補地で、北関東道に接続するETC専用のスマートICとなる。22年9月下旬に「準備段階調査箇所」に採択されている。

© 株式会社下野新聞社