7月の道交法改正で、一定の要件を満たした電動キックボードが免許不要で公道走行が可能になったことを受け、滋賀県警は24日、警察官が運転方法などを確認する研修会を開いた。
1日施行の改正道交法では、最高速度20キロ以下で車体の長さ190センチ以下などの基準を満たした電動キックボードは、16歳以上であれば「特定小型原動機付自転車」として運転免許証なしで公道を走ることができるようになった。
滋賀県日野町北脇の機動警察隊車両訓練場で行われた研修会には、県内12署の交通課員や交通機動隊員ら約60人が参加。電動キックボードを販売する企業の担当者から構造や操作方法の説明を受け、試乗した。
県警交通指導課によると、県内で電動キックボードなど「特定小型原動機付自転車」による交通違反や事故はこれまでに確認されていないが、今後利用者の増加が予想される。
守山署交通課の岡田理綺巡査長(24)は「思ったよりスピードが出て、怖いと感じた。事故防止の取り締まり活動に生かしていきたい」と話した。