富山の蒸気機関車 静岡・大井川鉄道に譲渡へ「旅立ち」のセレモニー

富山・高岡市の高岡古城公園に半世紀あまりに渡って展示されていた蒸気機関車が、静岡・大井川鉄道に譲り渡されることになり12日「旅立ち」のセレモニーが行われました。

大井川鉄道に譲渡されるのは、富山県高岡市の高岡古城公園に展示されている蒸気機関車のC11形217号機です。

古城公園での展示が始まったのは1969年11月。

大井川鉄道がこのSLを修理して運行するのか、部品を取るために引き取るのかなどは今後の調査で決まるということです。大井川鉄道の 鈴木肇社長は「修繕や運行などの技術を、後世に残したいという気持ちが強いので、できるだけ利用させていただいてその目的を果たしたい」と話しています。この機関車は、9月中旬に移送作業が完了する予定です。

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