湘南ビーチ、すいか割りの夏 尾花沢特産使って30日に大会

すいか割りをスポーツとして楽しむ大会が今月30日、神奈川県の湘南で開かれる。写真は尾花沢市で昨年8月に開催された全日本選手権大会。左は三浦好昭会長

 尾花沢市特産のスイカを使った「日本一のスポーツすいか割り大会」が30日、神奈川県の湘南のビーチで開かれる。尾花沢市の徳良湖畔で大会を開いてきた日本すいか割り推進協会(三浦好昭会長)が運営を支援し、夏スイカ生産日本一の尾花沢を広くアピールする。

 三浦会長は徳良湖でヨットに親しむ「徳良湖ヨット倶楽部」の副理事長も務める。ヨットを通じた現地住民との交流が湘南でのすいか割り大会に発展した。

 徳良湖畔で毎夏開催している全日本選手権大会の公式ルールを適用する。3人一組でチームを組み、1人が専用の棒を手に目隠ししたまま5回と3分の2回転し、7メートル先のスイカを1分半以内に割る。残る2人の声がけが勝負を大きく左右する。公認審判が割り方で採点(最高10点)する。

 会場は同県藤沢市の県立湘南海岸公園。JAみちのく村山が競技用に大玉100個、試食用で50個を提供するなど地元を挙げて大会を応援する。三浦会長は「すいか割りの文化を再び盛り上げ、湘南で楽しんだ人が尾花沢を訪れるきっかけにしたい」と意気込んだ。

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