名門ユベントスの復権へ! 完全移籍移行のミリクが意気込み「この瞬間を楽しみ尽くしたい」

[写真:Getty Images]

ユベントスのポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクが2023-24シーズンへの意気込みを語った。『フットボール・イタリア』が伝えている。

加入1年目の昨シーズン、公式戦41試合の出場で9ゴール1アシストを記録したミリク。常時スタメンではないながらも重要な局面でネットを揺らした前半戦に比べ、後半戦は得点ペースが鈍化したが、1年を通じて貴重な戦力であり続けたことは間違いない。

今夏はマルセイユからユベントスへの完全移籍移行が実現し、新たに3年契約を締結。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューでは、買い取りを決断してくれたマッシミリアーノ・アッレグリ監督ら首脳陣への感謝を示しつつ、新シーズンへの意気込みを語った。

「昨シーズンのユーベはピッチ外における困難があり、時間があっという間に過ぎたようにも思う。そんな状況でも僕を買い取ってくれるなんて本当に嬉しかったよ。ユーベのようなトップクラブでのプレーに子どもの頃から憧れていた…今この瞬間を最大限に楽しみ尽くしたいと思っているよ」

「ユーベには歴史と伝統があり、他のシャツを着るのとは一味違う重みがある。昨シーズンは確かに困難な1年だったけど、フットボールの世界に身を置いていれば、よく体験することさ。一歩ずつ進歩を遂げることだけにフォーカスしなくてはいけないね」

「スクデットについて話すのは時期尚早だ。良いスタートを切ることが大事で、何人かの選手がユーベを去ったなかでも、ここには優れた若手がいるよ。スクデットに相応しいチームかどうかはこれからわかるだろう」

また、移籍市場については言葉少なに言及。ユベントスはセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチ(23)の売却、ベルギー代表FWロメル・ルカク(30)の獲得などが噂されるが、ミリクは「マーケットについて話すのは好きじゃない」と前置きしつつ、巻き返しに向けては戦力アップが不可欠との認識も示している。

「何が起こるかなんて僕にはわからない。なんだって起こり得ると言っておこうか。(スポーツ・ディレクターの)クリスティアーノ・ジュントリは『断れないオファーなら誰だって売却する』と言っていたね。心の底からドゥシャンの残留を願っているけど、もしお別れになっても僕のやるべきことは一緒だよ」

「競争力を持ちたいなら、あらゆるポジションで強力なプレーヤーが必要だ。勝利を目指すのに競争力は欠かせない」

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