任期満了に伴う国民民主党代表選(9月2日投開票)に関し、前原誠司代表代行(衆院京都2区)は26日、国会内で記者団の取材に「現在は出馬するかどうか検討している」と述べた。8月3日の立候補受け付けまでに党所属の国会議員や支援団体の幹部らと協議して最終決断するとした。
前原氏は「問題意識として、今のままの党運営だと限界があるという思いを持っている」と語り、党支持率が2%前後にとどまっている点や過去の参院選で現職議員が落選したことなどを挙げた。
代表選には玉木雄一郎代表が立候補の意向を表明しているが、前原氏は「玉木代表との違いは政策ではない」とした上で、玉木氏が与党を含め政策で一致できれば連携する方針を掲げている点について、「自民党を利することになり、野党分断につながっている」と批判。「政策本位で野党協力、野党結集を進めて政権交代の道筋をつけたい」と、路線の違いを強調した。
代表選は8月21日に告示され、9月2日の臨時党大会で新代表を選出する。