【タイ】タクシン元首相、8月10日に帰国へ[政治]

タイのタクシン・チナワット元首相が8月10日に帰国することが分かった。末娘(次女)でタイ貢献党の首相候補であるペートンタン氏が26日、インスタグラムで発表した。首都バンコク北部のドンムアン空港に到着する予定だという。

ペートンタン氏は投稿で父の功績を称賛した上で、「帰国については2022年はじめから家族で真剣に話し合ってきたことだ」と説明。タクシン氏はタイ輸出入銀行のミャンマー向け融資に絡む汚職事件や宝くじの違法導入など罪状で計12年の懲役判決を受けており、帰国後直ちに収監される可能性があるが「(帰国は)人として、タイ人としての父の決断であり、父が安全に帰国し、孫の送り迎えができるようになるよう祈っている」などとつづった。

タクシン政権は06年9月に軍事クーデターによって倒され、同氏は以後、事実上の亡命生活を送っている。バンコクポストによると08年に一度だけ、短期間の帰国をしたことがある。

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