水浴びで無病息災祈る大暑 真岡・長沼八幡宮で神事

汗ばむ陽気の中で行われた大暑禊

 栃木県真岡市長沼の長沼八幡宮(はちまんぐう)は大暑の23日、水をかぶって身を清める儀式「大暑禊(みそぎ)」を行った。

 大暑禊は暦の上で最も暑い時季とされる大暑に毎年行っている。2018年に始まり、今回で6回目。神社の近くを流れる鬼怒川の恵みに感謝し、防災や五穀豊穣(ほうじょう)、無病息災を願う。

 今年は市内外から9人が参加した。時折晴れ間がのぞいて汗ばむ陽気の中、参加者は鉢巻きにふんどし姿で儀式に臨んだ。和歌をそらんじ、舟をこぐ動作「鳥船行事」を行って心身を整えた後、かけ声とともに水を浴びた。

 同所、農業小島総(おじますぐる)さん(34)は「豊作と無病息災を願った。気合を入れて臨みました」と話した。

汗ばむ陽気の中で行われた大暑禊

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