青森県産アップルブランデー、新たに琥珀色の2種発売 サンアップル醸造ジャパン(つがる市)

8月1日に発売されるアップルブランデー「アーリーバード」(左側2本)と「ブルース」

 サンアップル醸造ジャパン(青森県つがる市)は、アカシアやフレンチオークなどの木だるで仕込んだ2種類のアップルブランデーを8月に発売する。26日、製造施設である五所川原市大町の「モホドリ蒸溜研究所」でお披露目した。

 同研究所は2021年のオープン以降、透明なホワイトブランデー「ラブヴァドス」を製造してきたが、今回初めて琥珀(こはく)色のブランデーを商品化した。いずれも県産リンゴと岩木山の伏流水を原料としている。

 「ラブヴァドス アーリーバード」(アルコール度数35%)は、7種類の木だるで仕込んだブランデーをブレンド。フレッシュなリンゴの香りとアカシアだる由来の華やかな香りがあり、すっきりとした味わいが特長となっている。

 「ラブヴァドス ブルース」(同30%)は、ホワイトブランデーに、五所川原市特産の果肉まで赤いリンゴの果汁を加え、たるで熟成。フレッシュなリンゴの香りと甘みがあり、ロックや水割りもお勧めという。

 同社の山口真未常務は「アーリーバードは1年熟成だが、十分商品として出せる味になった。ブルースのように、アップルブランデーにジュースを加えた製品はフランスにはあるが、日本では珍しい」とPR。木村愼一代表取締役も「良い酒ができた。ぜひ五所川原の“地酒”として愛してほしい」と語った。

 アーリーバードは、500ミリリットルが800本限定で1瓶6490円、50ミリリットルが1100円。ブルースは、250ミリリットルが500本限定で1瓶3630円、50ミリリットルが990円。いずれも税込み価格で、8月1日から同研究所で販売する。問い合わせは同研究所(電話0173-23-5805)へ。

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