米国防長官がパプア初訪問 太平洋地域の集団安保を推進

 【ワシントン共同】南太平洋のパプアニューギニアを訪れたオースティン米国防長官は現地時間27日、首都ポートモレスビーでマラペ首相と共同記者会見に臨んだ。米国防長官の同国訪問は初めて。5月に両国が2国間の防衛協力協定に署名したことを受け、パプアの防衛力向上で「支援を加速する」と述べた。インド太平洋の集団安全保障を推進させる考えだ。

 米国はインド太平洋地域で影響力拡大を狙う中国をにらみ、安全保障や人的交流など多分野で同地域への支援を加速している。オースティン氏はパプアの後、オーストラリアに移動。ブリンケン国務長官と共に米豪両政府の外務・防衛閣僚協議(2プラス2)に出席する。

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