「鴨肉日本一」PRに一丸 田野畑村産業開発公社、研究会を設立

アイガモ肉を試食しながら新メニューのアイデアを出し合う研究会メンバー

 田野畑村産業開発公社(理事長・阿部芳肇(みちとし)副村長)は26日、「日本一の鴨(かも)肉」研究会を設立した。地元産アイガモ肉の新メニュー開発などに岩手県内事業者と連携して取り組む。第三セクター甘竹田野畑(甘竹秀企社長)の推計では市町村別生産量日本一を誇るものの認知度の向上が課題で、PRや消費拡大を図り地域活性化につなげる。

 研究会は甘竹田野畑やアマタケ(大船渡市)のほか村内の宿泊や飲食店、小売店など21団体が参画した。同村菅窪の道の駅たのはたで26日に開いた初会合には16人が出席。アイガモ肉を焼いたり、しゃぶしゃぶにして歯応えやうまみを確かめた。

 本年度は「日本一の鴨肉の村」のPR活動、料理や加工品の開発・販売などに取り組み、年度末に商品発表会を開く計画。会合では学校給食への活用、ネギ生産で知られる友好都市・埼玉県深谷市との連携、料理提供店で共通ののぼり旗を立てるなどのアイデアも出た。

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