兵庫県三木市の大型複合リゾート施設「ネスタリゾート神戸」は28日、山中でバギーに乗り、オフロード体験ができる新エリア「マウンテン・バギー」をオープンする。一つの山を丸ごと使った新エリアは広さ48ヘクタールで、同様の施設で関西最大規模という。ビル13階分に当たる40メートルの高低差を、一気に駆け上がる体験などが楽しめる。27日、報道陣に公開された。
ネスタは2016年開業で、18年に「大自然の冒険テーマパーク」としてリニューアル。それから5年となる節目を機に、施設最大のアトラクションとして新エリアを開発した。山中でオフロードのバギーを体験できる施設は珍しい。
阪神甲子園球場60個分という敷地約230ヘクタールは大半が未開拓。既存のバギーコース利用者の「オフロードをもっと楽しみたい」との声を受け、山の麓から頂近くまでのコースを整備した。
27日は安全祈願の後、関係者がバギーで約2キロのロングコースや、ハイキングを兼ねたコースを走った。「バギーファン」として参加した同県洲本市の主婦(38)は、長男(9)と一緒にバギーに乗ってロングコースを体験し、「最後の下り坂が急でびっくりした。暑い中でも風を感じられて、気持ちよかった」と笑顔を見せた。(広岡磨璃)