かつてアーセナルのトップチームで8試合に出場したMFヘンリ・ランズベリーが、32歳で現役を引退して芝の専門家に転身するという。
ヘンリ・ランズベリーはアーセン・ヴェンゲル監督に高く評価された若手選手であったが、8試合に出場した後に退団。ノッティンガム・フォレストやアストン・ヴィラ、ブリストル・シティなどでプレーしてきた。
そして昨季はルートン・タウンで2部を戦い、プレーオフを勝ち抜いてプレミアリーグ昇格に成功している。
ただ昨年末に大怪我を負ったことや契約が満了を迎えたこともあり、32歳になったこのタイミングで現役引退を決断したという。
『Talksport』が伝えたところによれば、彼は2022年に芝生の設営や管理を専門とする会社「グラス・ゲインズ」を立ち上げており、芝の専門家として新たなキャリアを歩むという。
グラス・ゲインズは有機肥料の新しい処方を開発しており、それを使って芝生を安全に管理するという手法を使っているそうだ。
ヘンリ・ランズベリー
「新型コロナウイルスでのロックダウン中、家に閉じこもってガーデニングに熱中したのがきっかけだったんだ。
雑草に除草剤を使って、そして化学肥料を芝に散布したが、その直後に子どもたちが上を走り回ることが納得できなかったんだ。
だから『芝の上を走らないで』と追い出そうとしたが、娘は『なんで有機肥料を作れないの?』と言ったんだ。
そこで僕は仲間と力を合わせて物事を別のレベルに引き上げた」
この「グラス・ゲインズ」はランズベリーがアーセナルの芝を管理していた職人と協力の上で開発されたそう。ランズベリー自身もゴールパフォーマンスで「芝刈り」をやって話題になった。
現在はヨーロッパ全土に販路を広げ、様々なサッカークラブにも導入されるようになったとか。
ヘンリ・ランズベリー
「我々はフラムの芝を手掛け、ヘンクの芝を手掛け、そしてこれからモナコを手掛ける予定だ。
正しい方向に進んでいるよ。いくつかの小さなクラブからも依頼を受けていて、彼らのピッチにもそれを取り入れたんだ」
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なんとすでに南野拓実が所属しているフランス・リーグアンのモナコからも依頼を受けているとか。園芸好きとサッカーのプレー経験を生かして芝の専門家となったランズベリー、今後の活躍にも注目したいところだ。