子どもの性格は、親との接し方で左右することがある
子どもの性格は、本来持っている性格だけで形成されるわけではありません。親とのかかわり方によって、性格が変わっていくことが多々あります。子どもの性格をネガティブなものにしないためにも、親との接し方や周囲の環境に配慮しましょう。
子どもがネガティブな性格になる『6つの原因』
子どもがネガティブな性格になってしまう原因は、以下のものがあります。
1.子どもの努力をむげにする発言が多い
子どもが一生懸命頑張ったことをむげにする発言は、絶対に控えましょう。
- それくらいできて当然
- 誰でもやってる
- やっとできるようになったの?など
子どもには個性があり、得意なことと不得意なことがあります。不得意分野の努力を認めないような発言は、子どもの自信を大きく損ねてしまいます。
2.ほかの子と比較する
ほかの子と比較するような発言は、絶対NGです。
- 妹や弟の方が上手
- お兄ちゃんやお姉ちゃんは、同じ年でもっと上手にできていた
- お友達の方が上手など
子どもの個性を踏みにじるような発言は、子どもの自信を損なう原因につながります。
3.保護者が常にネガティブな言葉ばかり口にしている
保護者が常にネガティブな言葉ばかり口にしていると、子どもを無意識のうちにネガティブ思考に洗脳してしまうかも!
- 疲れた・きつい・だるい
- 伴侶や同居している人の陰口ばかり言う
- 地区の人の悪口や非難しかしないなど
不平不満があったとしても、それを子どもの前で口にすべきではありません。
4.子どもの悩み事に耳を貸さない
子どもが悩んでいるとき、まったく相手にしないとなると、子どもは悩みを抱え込んでしまいます。大人にとってたいしたことない内容の悩みだったとしても、子どもは年齢相応の悩みを抱えています。
子どもの悩みに共感し、アドバイスをしてあげるような行動を全くとらず否定ばかりしていると、親への信用を無くしてしまうかもしれません。
5.過剰に心配する
子どものことを過剰に心配してしまうと、子どもに不安な気持ちが伝染してしまいます。
- 誰とどこでなにをするのか、根掘り葉掘り聞く
- 学校であったことを事細かに確認する
- 少し帰宅時間が遅れただけで、数分おきに電話するなど
子どもには子どもの事情があります。年齢を重ねれば親離れ子離れしなければならなくなるため、ベタベタしすぎるのはNG!
6.過去の失敗体験を掘り返す
なにかに取り組もうとしている子どもに対して、過去の失敗を掘り返して否定するような発言はすべきではありません。
- あのときも失敗したのに、同じことを繰り返している
- また失敗するに違いないなど
子どもの向上心をそぐような発言は避け、そっとサポートするよう心がけましょう。
子どもを前向きな性格にするためのコツ
子どもを前向きな性格にするためのコツは、以下の通りです。
- 成功体験を多く積ませ、自信を持たせる
- 子どもに対する信頼を持ち、子どもが挑戦する姿勢を応援する
- 子どもができたことを、ともに喜ぶ
- 躓いたときは一緒に考え、答えが導きやすくなるようアドバイスをする
- 子どもには子どもの事情があることを知り、ある程度子どもに任せるなど
子どもは、日々成長しています。そのため、子どもが明るく前向きになれるようなかかわり方を心がけることで、子どもはポジティブ思考になりやすくなります。
まとめ
子どもがネガティブな性格になってしまう原因は、日常の中にたくさんあります。普段の子どもとのかかわり方などを振り返り、自分の言動が子どもによくない影響を与えていないかをチェックしてみましょう。