【インドネシア】物語コーポが初出店、8月1日に本格開業[サービス]

プレオープンした「Yakitate Kalbi(ヤキタテカルビ)」の1号店(物語コーポレーション提供)

外食大手の物語コーポレーション(愛知県豊橋市)は、日本で展開するブランド「焼きたてのかるび」をモデルとした店舗を、8月1日にインドネシアの首都ジャカルタ郊外でグランドオープンする。同国での出店は今回が初めて。8月21日には南ジャカルタで2号店も開店する。

西ジャワ州デポックの商業施設「トランス・スタジオ・モール・チブブール」に、「Yakitate Kalbi(ヤキタテカルビ)」の1号店を出店する。今月20日からプレオープンしている。

提供する商品は全てハラル(イスラム教の戒律で許されたもの)に対応する。現在、ハラル認証の申請を行っている。

商品はインドネシアの人の好みに合わせ、辛い商品やチーズ、マヨネーズ、サンバルを使用するなどの工夫を凝らした。「焼きたてのかるび」の看板商品でもある「カルビ丼」は4万5,000ルピア(約420円)となっている。

8月10日には、ジャカルタ南部の商業施設「ガンダリア・シティー」で2号店をプレオープン、同月21日にグランドオープンする。

物語コーポレーションの担当者はNNAに対し、主に20~30代のファミリー層をメインターゲットにしていると説明。3店舗目以降の出店については現在未定だが、1号店と2号店の状況を見て計画を立案したいと述べた。

物語コーポレーションは5月、総合商社の兼松、インドネシア企業ワルガジャヤグループ傘下プロスペクト・モーターの2社と契約を締結し、合弁会社アグラパナ・ニアガ・グミラン(ANG)の株式65%を保有した。米食文化であり、牛肉消費量の高まりがうかがえるインドネシアで、これまでにない「焼き肉丼」を専門とする業態を展開すると説明している。

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