富山と石川、交流末永く つるぎクラブ懇親会

富山、石川両県のさらなる飛躍を誓ったつるぎクラブの懇親会=富山市内のホテル

  ●10回の節目、飛躍期す

 富山県内で活躍する石川県出身者らでつくる、とやま石川県人会「つるぎクラブ」の第10回懇親会は27日、富山市のオークスカナルパークホテル富山で開かれた。節目の会には、経済、行政、文化、医療など多彩な分野の約200人が出席。両県のさらなる飛躍を期し、末永い交流を誓った。

 世話人代表を務めるオダケホーム(射水市)の小竹秀子社長は、来年春の北陸新幹線敦賀延伸に触れ「富山、石川の良さを最大限味わい、多くの人に発信していこう。情報を交換し合い、有意義なひとときにしよう」と呼び掛けた。来賓の馳浩石川県知事、新田八朗富山県知事が順に祝辞を述べた。

 両知事のほか、吉田豊史衆院議員、藤井裕久富山県市長会長(富山市長)、林正之氷見市長、村椿晃魚津市長、武隈義一黒部市長、桜井森夫小矢部市長、笹原靖直朝日町長、山本徹全国都道府県議会議長会長(富山県議会議長)、中川忠昭、瀧田孝吉、嶋川武秀、光澤智樹の各県議、金厚有豊北信越市議会議長会長(富山市議会議長)、酒井善広高岡市議会副議長が来賓として紹介された。

 出席者は若鶴酒造(砺波市)の日本酒「辛口・玄」を手に藤井富山市長の発声で乾杯し、歓談した。富山新聞社の砂塚隆広社長が締めのあいさつをした。

 オープニングでは浅野太鼓文化研究所(白山市)のチーム「焱(ほのお)太鼓」が演奏し、黒部市宇奈月温泉の旅館女将(おかみ)でつくる「かたかご会」が舞を披露した。

 とやま石川県人会「つるぎクラブ」は富山、石川両県の交流を促進するため、2014年5月に富山新聞社が事務局となって発足した。15年2月には石川県内で活躍する富山県出身者らでつくる、いしかわ富山県人会「つるぎクラブ」も設立された。

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